2011年7月31日日曜日

すでにあるものに触れ、それを原稿用紙や大理石といった素材に「降ろす」のがアートという行為なのだ

~ずっとやりたかったことを、やりなさい ジュリアキャメロン  P154

[D.N.A.~ロックの殿堂~] Rokket Time Radio Hour 鮎川&シーナ

私たちは何かをひねり出すことがアートだと考えるが、じつはそうではない。

逆に、すでにあるものに触れ、それを原稿用紙や大理石といった素材に「降ろす」のがアートという行為なのだ。




このことはアートについて考える場合、きわめて重要な意味を持っている。




何かをひねり出そうとするとき、私たちは自分の手の届かないところにあるものに手を伸ばそうと懸命になっている。一方、何かを「降ろそう」とするときには、努力も緊張もしない。私たちは何かをするのではなく、受け取るのだ。実際に手を下しているのは自分以外の人や物である。そんなとき、私たちは聞くことに専念する。

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